2444　婦人用　大島の着物

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カテゴリー	ファッション>>>レディース>>>着物・浴衣
商品の状態	やや傷や汚れあり

今も人気の有る、アンティークな大島の着物です。とてもソフトな手触りです。婦人用の本場奄美大島には、数多くの柄が存在しますが、その中でも最も有名な柄と言われています龍郷柄です。その名前は大島紬の一大産地である奄美大島の龍郷町に由来していると言われています。竜郷柄の由来は、一匹の金ハブが月の光で背模様をキラキラと輝かせながら青々とした蘇鉄の葉に乗り移ろうとしたその一瞬を図案化したことから始まったと言われています。その後、村人たちが競ってハブの背模様と蘇鉄の葉、奄美の花等を図案化し、ソテツの葉とハブの背のウロコ模様を意匠化したものとも言われています。写真7,8枚目の四角の周りを囲むヘリンボーン（ニシンの骨）のようなV字が一方向に向かった柄はソテツの葉であり、4枚花弁柄はソテツの花といわれています。そして、大きな菱に囲まれた模様は、ハブの背中の模様をモチーフに用いた柄ではないかと推測しています。ハブの背中の鱗柄は、今では珍しくなったようで、昔はハブの背中の模様をモチーフに用いた柄も存在したそうです。そういえば、この竜郷柄の着物は、相当古い大島で裏地をご覧になられてもお分かりと思いますが、アンティークな着物になります。絣模様は十の字（井形）の風車を形成する一元式で、絣糸2本、地糸2本の7マルキになります。写真9枚目の絣糸は赤、地糸は黄色で示しています。マルキは絣糸と地糸の割合をしめしています。胴裏は紅の羽二重、八掛は黒っぽい赤のパレスちり緬を使用。パレスはタテ糸に生糸をヨコ糸に「パレス撚り」と呼ばれる強撚糸を用いて、2本交互に織られています。しぼが小さいので滑りがよいため、八掛などの裏地や長襦袢に用いられます。寸法（単位㎝）身丈（背）148　裄62.5　袖巾32　袖丈49　後巾28.5　前巾23 広衿　裸スナップが付いています。かなり古い大島です。胴裏の右後身頃に汚れと小穴があります。（写真3,4枚目）左衿裏に小さな汚れ。（写真5枚目）シミ、汚れ等は出来る限りチェックしておりますが、見落としのある場合もございます。ご理解の程、お願いいたします。デジカメの画像です。カメラやスマホそしてパソコン等によって、色の違いがでることがありますので、ご了承下さい。

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